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RISASを活用した大館市の地域経済分析結果の公表
大館商工会議所・大館北秋商工会・大館市は、経営発達支援事業の一環として、経済産業省と内閣官房が提供する、RESAS等を活用し、大館市の地域経済の強み・弱みを「見える化」した分析結果を取りまとめました。
〇分析結果の概要
【生 産】
•製造業では、化学、はん用・生産用・業務用機械が付加価値を稼いでいる。非製造業では、住宅賃貸業が最も付加価値を稼いでおり、次いで保健衛生・社会事業、小売業、建設業の存在感も大きい 。
•上記に加え、農業や教育が地域外から所得を稼いでいる。一方で、地域の暮らしや産業を支える情報通信や卸売業は,移輸入が大幅に超過しており、産業の域際収支は赤字である。
【分 配】
•雇用者所得は、地域外から地域内にくる働き手の影響で若干流出している。
•年金、地方交付税交付金等の財政移転により、その他所得は流入。トータルの所得収支は流入となっている 。
【支 出】
•地域外からの消費を惹きつけ、民間消費は流入している。一方で、民間投資は域外に流出傾向 。
•地域内の需要を移輸入に頼っていることから、域際収支は赤字となっており、その他支出は流出傾向にある 。
【総 評】
1.化学、はん用 ・生産用・業務用機械などの製造業や小売業、建設業などに強みを有し、年金、地方交付税交付金等の財政移転により、地域外から所得が流入するものの 、 産業トータルとしては域際赤字となっているため、地域に所得がのこりづらい構図 。
2.地域の特色を生かしつつ、まちなか産業を含めた産業構造の多様性を高め、観光や特産品など交流人口拡大に繋がる産業育成や、地元住民の消費を喚起する商品・サービスの開発に取り組むことで、より自立した地域経済の循環構造を形成していく必要がある 。
調査結果報告は こちら(大館商工会議所ホームページへ)から